今回は「ドレミファソラシド」の雑学
音階を発明したのはピタゴラスだという話は以前しましたが、その音に名前をつけたのは誰でしょう?
そもそもこの「ドレミファソラシド」って誰が命名したんですかね?
この「ドレミファソラシド」にも意味があると考えるのが適当ですからね。
では「ドレミファソラシド」の秘密を解き明かしていきましょう。
—————————
実は音階は昔は
Ut・Re・Mi・Fa・Sol・La
と言ってたらしいです。
「ド」と「シ」がありませんね・・・
もともとは1024年イタリアの僧侶ギドー・ダレッツオと言う人がカトリック教会での「聖ヨハネの生誕」の祝日に歌われる『聖ヨハネ讃歌』の歌詞の各節の歌い出しの音が、順々に一音ずつ上がっているので、それぞれの音の名前として、各節の歌い出しの歌詞である「Ut・Re・Mi・Fa・Sol・La」をつけたのがはじまりだそうです。
ただ、これだと「シ」がないのですが、「シ」がつけられたのは17世紀。
・・・・それまでどうしていたんですかね??
17世紀に「Sancte Ioannes(聖ヨハネ)」の頭文字をとって「Si(シ)」と名づけられたようです。
※参考HPから抜粋
では「ド」はどこにいったのでしょう?
「ド」にあたる「Ut」が発音しづらいため、「Dominus(支配者)」の「Do(ド)」に変更されたようです。
いや~、このDominusって結構音楽理論などでの用語で関連した言葉が出てくるんですが、こんなところにもいましたか!!って感じですね。
———————————-
これに付随する雑学をせっかくなんでもうひとつ。
「ドレミファソラシド」と言えばドレミの歌。
おそらく日本では知らない人はいないのではないのでしょうか?
「ドはどーなつのドー」ってやつですね。
もともとは1959年に公開されたミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の中の1曲。
これっていくつも日本語訳があるってしってました?。
————————-
Doe, a deer, a female deer
Ray, a drop of golden sun
Me, a name I call myself
Far, a long long way to run
Sew, a needle pulling thread
La, a note to follow sew
Tea, I drink with jam and bread
That will bring us back to do.
ドはディアー メスの鹿
レ(レイ)は雫 光り輝く太陽の
ミーは名前 自分を呼ぶ名前
ファーはずっと遠く
ソーは針と糸
ラはソーの次
ティー(シ)は紅茶のお供にジャムとパン
さあドに戻りましょう
—————————–
これは直訳のものです。
まぁ流れは一緒ですね。でも中身はずいぶん違います。
もともと言葉遊び的な歌詞なのでそこは仕方ないでしょう。
面白いのは「シ」の部分ですね。
「ティ」になってます。ティの方が近いいんですかね??
ちなみに僕らが記憶しているのは「ペギー葉山」バージョンでそのほかにも2人、日本語の歌詞をつけています。
3人とも1963年に出したのですが、メディアの露出とかですかね??今ではこの「ペギー葉山」バージョンが一般的になっているようです。
—————————-
ドは ドーナツのド
レは レモンのレ
ミは みんなのミ
ファは ファイトのファ
ソは あおいそら
ラは ラッパのラ
シは しあわせよ
さあ うたいましょう(ランランラン)
—————————–
他の2人のを全部書いていると長くなってしまうので最初の「ド」と「レ」だけ・・・
宮城まり子
「ド、甘いドロップのド」「レ、レンゲの花」
九重佑三子
「ドはどこまでも」「レはレンゲ草」
まずは無料体験レッスンを受けて、ポワンポワンスタジオの雰囲気や楽器の楽しさを感じてみませんか?
ポワンポワンスタジオ各系列校の
総合受付につながります